こんにちは。杉山です。
今回はね、僕があの有名なテレビ局である“NHK”に取材された話をしたいと思います。
あれは2019年2月27日。国立大学の受験を終えた次の日でした。
そりゃもう、すごくいい気分ですよね。受験から解放されたわけですから。
ルンルン気分です(笑)
そんな僕が向かったのは栃木県足利市。
東京から電車で2時間半もかかりました。
まあ、車窓から見える景色をずっと眺めていたので体感的には1時間程度でした。
そんなこんなでJR足利駅につきました。
多分ここで皆さんは
「おい、杉山。なんでお前が足利に行ってん…」
って思ったと思います。
なのでその質問に答えたいと思います。
僕が栃木県足利市に行ったのはそこに
があるからです。
…
…
渡良瀬橋なんか知りませんよね。
いきなりですが、あなたは森高千里さんをご存じですか???
彼女は昭和を代表するアイドルです。
代表曲は『私がオバさんになっても』や『17歳』などがあります。
その彼女が『渡良瀬橋』って曲を出したんですね。
そう、この歌で歌われてる“渡良瀬橋”は足利にあるんです。
「実際この目で渡良瀬橋を見てみたい!」
そう思ったから足利まで来たんです。
そして、着いたときはびっくりしましたね。
その時改めて
「やっぱり『渡良瀬橋』はみんなに愛される名曲なんやな…」
と少し感動しました。
それとは裏腹に、この時少しガッカリしてました。
なぜなら曇りだったからです。
歌詞には
―夕日がきれいな街―
というフレーズがあったので晴れててほしかったな!(笑)
それはさておき、僕が行きたかったのは以下の4つの場所です。
①渡良瀬橋
②歌詞モニュメント
③床屋の角にポツンとある公衆電話
④八雲神社
(②以外は歌中にでてくるフレーズです)
①②③④の順番で回りました。
まずは①渡良瀬橋。
普通の人が見たらただのトラス橋にしか見えないかもしれません。
実際はそうなのですが、この橋を見たとき僕はとても感動しました。
このぼろい感じがなんかいいなと思いました。
言葉では言い表すのは非常に難しい。
そんな感動を覚えました(笑)
次に②歌詞モニュメントを訪れました。
こんな感じで『渡良瀬橋』の歌詞が書いてあります。
あと
このボタンを流すと歌が流れます。
この後③床屋の角にポツンとある公衆電話に行きました。
この公衆電話は携帯電話の普及に伴って、あまり利用されなくなってしまったそうなので撤去される予定だったのです。
しかし、地元やファンの方々からの強い反対運動があったため、撤去は取り消しとなったそうです。
このエピソードを聞いて、やはり森里千里さんや『渡良瀬橋』はたくさんの人々を虜にしてきたんだなだなと思いましたね。
あと、皆さん公衆電話の写真を見て何か気づきませんでしたか?
公衆電話の奥にカメラを構えた男性の姿が見えますよね。
なんと、彼はNHKの記者だったんです。
僕が公衆電話の写真を撮っていると男性から声をかけられました。
「今何されてるんですか」 と。
そこで僕がここに来た旨を話しました。
すると
「森高さんのファンなのですね!でしたら少し取材してもよろしいですか?」
と聞かれました。なので
「あー…ちょっと時間ないんすよねー。」
と答えました。
はい。ウソです。
授業二コマ分は余裕で受けられるほどの時間はありました(笑)
何で嘘ついたかって?
そんなの“面倒くさいから”に決まってます。
僕に慈悲の心があるわけないじゃないですか。
自分の益になることしかしない主義なので。
しかし、彼らもなかなか引き下がってはくれません。
予想以上の粘りを魅せてきます。
そして最終的に記者は次のように述べました。
「本当に少しだけなんです!今日朝からずっとここで張ってるんですよ!お願いします!」
…
…え?今午後の3時過ぎだぞ??
さすがの僕もかわいそうだと思い、取材を受けてあげることにしました。
最初は僕が公衆電話の中に入って電話してるシーンを撮られました。
実際は誰にも電話してないんですけどね(笑)
「(いや、何の時間やねん。)」って思いながらその後も5分ほど取材を受けました。
「(よし、これで終わりやな。)」と思っていたら記者の方が
「では、店(床屋)の中でも撮りましょうか。」というんですね。
「(えええー。めんどくせーな。まあ中も気になるしいいか!)」
と思い店内に入りました。
全体を通して何を取材されたのかあまり覚えてはいませんが、ある2つの質問は覚えてます。
・「何歳ですか?」
・「どこから来られたのですか?」
これをいろんなシチュエーションで3、4回は聞かれました。
なるほど、若い田舎っぺのガキが関西から来るのがよほど珍しかったようです。
「(おい、何回聞くねん…)」って思いながら取材を受けていました。
ちなみに年齢は詐称しました。
彼らには受験で関東まで来たということは伝えていたので。
“本当のことを言ってしまうと全国各地の人々に浪人がバレてしまう…!”
それを危惧した僕は、実年齢から1歳分差し引いた年齢を答えておきました(笑)
紆余曲折ありましたが、最後は床屋の店主と“無理矢理”握手させられてインタビューは終了しました。店主の方も困っておられましたが(笑)
まあ、いろいろありましたけど、取材を受けてよかったです!
だって、取材とか受けない限り床屋の中に入ることはなかったでしょうから。
ちなみに店内はこんな感じで千里一色でした。
天国やな
はい(笑)
記者の方もグイグイくるなとは思っていましたが、話しやすくて良い方でしたよ。
まあ、取材なんて今後されることなんて無いでしょうから、良い経験になったと思います。
そして解放された後は④八雲神社に行きました。
合格祈願でもしていればよかったのでしょうけど、僕は無神論者なのでそういうことはしませんでした。
あとは20分くらい神社から歩いて駅に戻りました。
良い旅でした!!!
と締めたい所なんですが、この話には続きがありました。
取材を受けて約三ヶ月後…
先ほどの記者の方から1つの封筒が届いたんです。
そしたら中にはCDと一枚の手紙が入っていました。
その手紙には取材のお礼が書かれていました。
そしてCDはなんと僕が取材を受けたときのものでした。
実は取材を受けた後僕は記者の方に住所を聞かれたんですよね。
それでわざわざ送ってきてくださったようです。
なんて律儀なんだろうと、少し感動を覚えました。
えー。NHKの記者の方、取材を受ける前、「(ああ、めんどくせえええ)」とか思ってしまい、申し訳ありませんでした。あと、CDを一人で見る勇気が無くて実はまだ何も見ていません。いつか見られたら良いなとは思っている所存でございます。この場を借りて謝罪させていただきます。本当に申し訳ありません。
…はい。
またいつかいただいたCDは見させていただこうとは思っています…(笑)
さて、ここまで読んでいただいたのであれば、少し森高千里さんの『渡良瀬橋』に興味を持っていただいた方もいるのでは?と思っています。
この橋の近くに住んでいるわけでもないのに、どこか懐かしいノスタルジックな気分に浸ることのできる素晴らしい曲です。
あと、この怠惰でグータラな僕を外に駆り出してしまうほどの魅力を持っています。
聞かないわけにはいきませんよね!?
下にリンクを貼っておくので是非見てみてください!
今日はここまでにしておきたいと思います。
下に渡良瀬橋付近の写真を貼っておくので見ていってください!
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ほな、さよなら~。